社長の言葉と現実の乖離がもたらす未来は?

社長の言葉とは、社員にとっては意外と大きな存在である。業務とは直接的な関係を感じることは無いが会社の方針や考え方がそこに集約されてくるからである。

ある社長は、俺に付いてこい!と言う。

またある社長は、皆さんのおかげです。皆さんの幸せがとても大事です!と言う。

他にも理論的であったり、笑顔が耐えない社長さんもいるでしょう。

さて、社長というのは、本当は何を考えているのでしょうか?私は、近未来と自らの富や名誉が最優先であると感じます。ですから、俺に付いてこい!という言葉はそれとの大きな矛盾を感じません。

逆に皆さんのおかげです!や、皆さんの幸せ…などという言葉は、矛盾を感じます。

本当だろうか?

忙しい…仕事を減らしてほしいと望む社員がいたら社長はどのような判断をするでしょうか?自ら客先に出向き、納期遅延交渉等を行い社員のために頭を下げ、社員のために利益を減らす判断をしてくれるでしょうか?

社員が不幸にならないように、一人ひとりの考えを聞き、適切な判断をしてくれるでしょうか?

社員が不幸にならないように、過負荷状態を強いる部長課長を叱ってくれるでしょうか?

どれも行われません。何故なら、社長にその声が届いてないからです。忖度です。

社員の幸せが大切であれば、社員の声を直接聞かないという選択肢はありません。むしろ声を聞かない時点で、社員を不幸にしてしまいます。

立場が上になればなるほど、あまりに軽率な言葉を発することは控えたほうがよくなります。仕事とはみんなのやりたがらない嫌なことをすることで給料をもらっているんです。という言葉を聞いたこともあります。必ずしも楽しい場ではないからこそ、社員と真剣に向き合って幸せの追求に多くの時間を割かなくてはなりません。でなければ明るい未来は何処にもありません。会社にとっても個人にとってもです。このようなことを経営の素人が切に願う今日この頃です。


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