やはり人間の限られた能力の中で生産性を高めることには無理があるのか?

人間の能力というものは、されど人間の脳と言いたくなるほど大きな差があり、特に考えることにおいて、またはチェックやフィルターにかけるという点において非常に苦労している方が多いと感じます。

仕事ができる人は重要な項目から間違いを見つけ、それを正していくことはできますが、できる人の中でもやり方や、その鋭さはかなりの個人差があり、それに掛かる時間も、非常に差が出ます。ある人は自分の記憶に頼ってチェックを進めます。またある人はチェックリストに倣ってチェックを進めます。またある人はその場の状況判断で対象物のあるべき姿を考えて、それと照らし合わせながらチェックを進めます。

記憶に頼るやり方では、記憶力が物を言いますが、仕事の状況において、全く同じシチュエーションというのはナカナカ存在しません。ですから、記憶で行うチェックは難易度の低いものに効果的であったりしますね。

次に、チェックリストに倣うやり方では、用意したチェックリストが万能ではないため、行うチェックに対して少し状況が違ったり、大雑把な内容になってしまうことが多いと思います。しかしこのやり方は全体を漏れなく網羅した感が増すため、一般的には推奨される手法だと思います。

次に状況判断でチェックをするやり方では、その時の流行りや注目度の高い内容のチェックは容易であり、自分に身に着けた最高の能力を持って立ち向かう方法なので的確である反面、基礎的かつ重要度、注目度の低い項目は漏れやすくなると思います。

このように、チェック方法ひとつとっても、様々な視点から自分の好きな手法で行うことができます。そしてそれにも差が出ます。

さて、一方で仕事が上手く行かない人はどうでしょうか?

チェックリストを使うことが面倒で、考察することや確認すること、人に聞くこと、と言った様々なことが面倒になります。

面倒なので、わからないところは放置されることが多く、正解と誤りはランダムに出現します。気分屋であることも多いですし、繰り返し作業はこれまた面倒だからです。

このようにチェックすることが得意ではない人は星の数ほどいます。だからこそチェックはAIの力、つまり記憶力の分野で大きく貢献されるものと思います。AIの得意分野を活かし多くのチェック作業を減らし、より高度な業務や学びに時間を割いていきたいものです。


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